今年の夏は暑かった!
9月になって、やっとひと息。そこでまた、元気にウォーキングです。
JR垂水駅から北西へ、車が多い道を我慢して少し歩くと「日法寺はこちら」の道しるべ。
それに従い、左の急な坂を上がっていくと茶色の色がついた道が続いてる。しばらく歩いて色がとぎれた所で左を見ると…

古代ロマンにひたる

あれは何?小高い丘に立つあの石葺きの山は?
あれが五色塚古墳、兵庫県で最大の前方後円墳。神戸市の事業で10年かけて、ほぼ当時の姿に人力で復元されたものです。
事務所には二人のおじさんがいてはった。シルバー人材から派遣されて、二人ずつ2日交代で
草ひきとか整備がお仕事。
「年間にしたら約3万人が来られます。遠足の季節は、4月と5月だけで100校の小学校が来はるんですよ。」とKさん。
この日も午前中に宮城県から20才の学生さんが来て、感激してはったそう。
「一般に古代の古墳は、支配していた平野を見下ろす位置につくられてるけど、ここは海を見下ろしてる。ということで
多分葬られてる人は海を征した人やったらしい。いずれにしても大変な権力の持ち主やったでしょうね。」
上に登って眺めると、目の前に明石海峡が広がる。そして淡路島と明石海峡大橋も…。古代の人の力と現代の人の力を同時に見てるよう。
「最近、後円部にある埴輪のレプリカがこわされて…」と顔をくもらすのはN さん。「なんでこんな事するのかなと、ほんとに悲しくなります。」
本来の仕事ではなく、ただ来られた方たちの質問に少しでも答えられるようにと、自分たちで
本を読んだりして勉強してはる二人にとって情けないこと。
あの壮大な景色の中にいて、どうしてそんな気持ちが起きるかと私も不思議。ばちがあたるよ!
小学生もせっかくここへ来るんやったら、
草のひとつもみんなでぬいて、史跡を大事にする気持ちを学んだらいいのにね。

朝顔形埴輪のレプリカ。
ひれ付円筒埴輪など、
総数2,200本と推定される!

自然の日かげが

五色塚古墳からおりて通行量の多い国道2号線をわたると、そこは海岸リゾートとして整備されたアジュール舞子の入り口。この辺り一帯は明石海峡大橋ができて整備されたところ。
レストランやホテルもできて大橋を眺めながらお食事などしてはる。
9月やけど舞子の海はまだ夏の真っ盛り。小さい子どもが海にはいって歓声をあげてる。
砂浜はきれいし、ちょうど良い遊び場。
舞子から垂水へと海岸沿いには鋪装された遊歩道が続いてて、途中にはトイレやスロープもついている。
でも、感じたこと。
ちょっと見はきれいやけど、なにしろ日かげがない!
道沿いには松の木が植えられてるけど、これが大きくなって日かげをつくるまで、あと何年??
私はその自然の日かげに入れるやろか。
人工の施設はすぐ建てられても、自然はすぐにはつくれない。
この人工の景色に本物の自然が根づいて、やっと
ほんまの海岸リゾートになるんかな。

子連れの狛犬

垂水の浜にはマリンピア神戸がある。これは海を埋め立て、商業地として整備したところ。クルマの利用が多いのか、施設そのものよりパーキングの広さの方にビックリ。
でも、周辺の歩道はきれいしトイレもあるので、
ウォーキングにもぴったり。歩かないともったいないな。
垂水駅にちかづくと、高さが12メートルある赤い海神社の大鳥居が見える。
宮司さんによると海神社は「わたつみじんじゃ」というそう。でも、みんな「かいじんじゃ」と呼ぶので通称が今は有名とか。
神社に狛犬(こまいぬ)はつきものやけど、こちらの
狛犬は子連れの狛犬さん。
「めずらしいいうて、時々写真を撮っていかはりますわ」あんまり古い狛犬ではないそう。それでも1851年の作とか。
前足にじゃれついてるのと、後ろ足にすがってるのがある。可愛い!
この日はちょうど
境内で稲穂を干してた。
「青い稲穂を干して正月前にもう1回干して、これで
正月のしめ飾りをつくるんです
海はまだ夏やったけど、海神社はもう正月準備やった。

子連れの狛犬。
おかあさーん(?)
垂水の古墳や舞子の浜からは淡路島がよく見える。まるで手をのばせば届くような近さに見える。古代の人たちもいつか橋をかけようと思ってたんやろか。淡路島に向かってのびる大きな吊り橋を眺めて、そんなことを考えた。
(2001.9.8 ともこ記)
ウォーキングコース
兵庫県神戸市垂水区
五色塚古墳から海沿いの道
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